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フットボール コラム

欧州メガクラブの開幕スタートダッシュ診断【セリエA編】

ヨーロッパサッカーの2021-2022シーズンが開幕して、約二か月。本連載では欧州のメガクラブがどのようなスタートを切ったかを点数化。開幕からのパフォーマンスを詳しく分析するとともに、今後の展望を予想していきます。

連載第2回目は、セリエAをお届けします。昨シーズンは9連覇中だったユベントスが4位に終わり、インテルが11年ぶりに優勝するなど戦力図が大きく入れ替わりました。そんなセリエの有力クラブは今シーズンはどんなスタートを切ったのか。詳しくお伝えしていきます。

セリエA・メガクラブの採点表

今回採点したクラブは、インテル、ミラン、ユベントス、ローマの名門クラブと開幕スタートダッシュに成功したナポリを入れた計5クラブになります。以下が採点表です。

リーグ順位 採点
ナポリ 1位 100点
ミラン 2位 95点
インテル 3位 80点
ローマ 4位 75点
ユベントス 7位 50点

それでは各クラブごとの詳しい分析を見ていきましょう。

ナポリ

  • 順位:1位(8勝0分0敗)
  • 得失点:19得点・3失点
  • 採点:100点

まず最初に紹介するのは、リーグテーブルのトップに君臨するナポリです。昨シーズンは最終節で5位に転落し、チャンピオンズリーグの出場権を逃してしまいました。そこでフロントは2年間チームを率いてきたジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任。インテルやローマを率いた経験があるルチアーノ・スパレッティを新監督として招聘しました。

新体制を迎えたナポリは開幕から怒涛の勢いを見せ、なんと8連勝。昨シーズンの2節ぶりに首位に立ちました。8試合であげた得点は19で、失点はなんと3。6試合でクリーンシートを達成しています。昨シーズン後半から頭角をあらわしたビクター・オシムヘンが5得点をあげ攻撃陣を牽引すると、カリドウ・クリバリを中心として鉄壁の守備を見せています。攻撃的なフットボールを志向することで有名なスパレッティ監督ですが、ナポリでは守備でも成果をあげています。

攻守がかみ合っているナポリがどれだけ勝ち点を伸ばせるのか、インテルやミランといった強豪との試合でしっかりと勝ち切れるのか、今後に注目しましょう。

Sorareではまだナポリの2021-22シーズンのカードは販売されていませんが、販売されればクリバリ、オシムヘンのカードはかなり高額になることは間違いないでしょう。

ACミラン

  • 順位:2位(7勝1分0敗)
  • 得失点:18得点・7失点
  • 採点:95点

ナポリに続いて2位に付けているのが、2013-2014年シーズン以来にチャンピオンズリーグ出場権を獲得して復活を印象づけたミランです。昨シーズンの勢いそのままに今シーズンも開幕から連勝を続けると、ユベントス相手に引き分けたものの、そのほかの試合では全勝。8試合で7勝をあげて今シーズンも好調をアピールしています。

今シーズンにチェルシーから移籍してきたベテランフォワードのオリビエ・ジルーが、少ない出場時間ながらも3ゴールをあげると、ラファエウ・レオンやブライム・ディアスといった昨シーズンからの主力も健在。クラブのレジェンドであるズラタン・イブラヒモビッチも戦列に復帰し、復帰試合でオーバヘッドキックを見せるなど(残念ながらゴールには至らず)、前線の戦力は整いつつあります。

懸念点をあげるとすればディフェンダー陣でしょうか。開幕5試合で3クリーンシートを達成するも、ここ3試合で5失点。さらには守護神のマイク・メニャンが左手首を痛めて手術を受けて2週間ほどの離脱を強いられるなど、守備に不安を抱えています。

そんな障壁を乗り越えて、上位陣との対戦が続く11月(11節ローマ、12節インテル、13節フィオレンティーナ)でも勝ち点を積み重ねることができれば、2010-2011シーズン以来となるスクデットも視野に入ってきそうです。

インテル

  • 順位:3位(5勝2分1敗)
  • 得失点:23得点・11失点
  • 採点:85点

昨シーズンは2009-2010年シーズン以来のリーグタイトル獲得となったインテルですが、今シーズンはドタバタとしたスタートとなってしましました。リーグタイトル獲得大きく貢献したアントニオ・コンテ監督が、緊縮財政を敷くフロント陣と補強方針の違いで揉めて、6月に電撃退任を発表。さらにはリーグ得点王に輝いたロメロ・ルカクをチェルシーに、チーム随一の実力者であるマッテオ・ポリターノとアシュラフ・ハキミをそれぞれナポリとパリ・サンジェルマンに売却するなど、開幕を迎える前からチームに暗雲が立ち込めていました。それでも空いたポジションにエディン・ゼコ、ハカン・チャルハノール、ホアキン・コレアなどの実力者を適格に補強。コンテ監督の後任には、昨シーズンまでラツィオを率い、コンテ前監督と同じく3-5-2システムを使用しているシモーネ・インザーギを監督に迎え入れることに成功しました。

そんなインテルはジェノアとの開幕戦を4-0で圧勝し、その後も4勝2分と順調に勝ち点を積み重ねているように思われました。しかし第8節で新監督の古巣でもあるラツィオ戦で1-3の敗戦を喫してしまいました。この一戦で浮かび上がったのは、守備の脆さ。実は開幕戦でクリーンシートを記録して以降は全試合で失点を重ね、得点数はリーグ1位ながらも失点数は10位タイ。新監督がいかにして失点を減らしていくかが、優勝を争う上での大きなキーポイントとなりそうです。

ローマ

  • 順位:4位(5勝0分3敗)
  • 得失点:16得点・9失点
  • 採点:75点

11年ぶりにセリエAに帰還したジョゼ・モウリーニョ監督が指揮を取るローマは、チェルシーからティミー・エイブラハム、ウォルバーハンプトンからルイ・パトリシオといった実力者を補強するなど、合計1億ユーロ近くを使う積極補強を見せました。その甲斐あって今シーズンはこれまで5勝3敗で4位と、2017-2018シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて好ポジションをキープしています(しかもそのうちの2敗はラツィオとユベントスという強豪あいて)。

それでも不安が拭えないのは、チャンピオンズリーグ出場権を争う他クラブと比べてスカッドの質・量ともに不足が見られるから。インテル、ミラン、ユベントスといったメガクラブはもちろんのこと、現在首位を走るナポリと比べても陣容は見劣りしているでしょう。

そんなローマが目標を達成する上で重要となってくるのは、やはりモウリーニョ監督でしょう。近年のマンチェスター・ユナイテッドやトッテナムで引き起こしたイザコザが原因で印象が悪くなっていますが、ビッグクラブを渡り歩いた実績は確かなものです。トッテナムに続いてローマでも失敗となると、そろそろビッグクラブで指揮を取るのは難しくなってくるでしょう。そんなこともありポルトガル人監督はいつも以上に気合が入っていることでしょう。監督の采配を含めて新生ローマはセリエAの台風の目となるかもしれません。

Sorareではまだローマの2021-22シーズンのカードは販売されていませんが、販売が開始されればエイブラハムやルイ・パトリシオのカードはかなり高額になることが予想されます。

ユベントス

  • 順位:7位(4勝2分2敗)
  • 得失点:12得点・10失点
  • 採点:50点

昨シーズンはリーグ戦で4位に沈み、大台となる10連覇目を逃したユベントスはクラブのレジェンドでもあるアンドレア・ピルロ監督を就任からわずか1シーズンで解任。リーグ9連覇を成し遂げたマッシミリアーノ・アッレグリを再び監督の座に据えました。しかし、新体制で迎えた今シーズンは、純粋な戦力アップは出戻りのマヌエル・ロカテッリのみと大きな補強をほとんど行わず、さらにはエースのクリスチアーノ・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドに移籍するなど多くのファンが不安を募らせる中でのスタートとなりました。

そしてその予感は的中。開幕から引き分け、敗戦、敗戦、引き分けと4戦勝ちなしに終わってしまいます。その後3連勝し多少は持ち直しましたが、それでも開幕からのつまづきが響き7位に沈んでいます。

C・ロナウドがいなくなった影響はやはり大きく得点12はリーグ9位タイ。FW陣の最高ゴール数は2点とエース不在に悩まされています。本来エースを担うはずのパウロ・ディバラも怪我で離脱してしまいました。さらにディフェンス陣の高年齢化も進み、次世代のディフェンスリーダーとして期待されているデリフトもディバラと同様に怪我で離脱してしまうという負のスパイラルが続いています。

監督に復帰したアッレグリ監督はこの状況を覆すことができるのか。名門ユベントスのこれからに注目が集まります。

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