
11月6日から11月8日に行われたプレミアリーグの第11節。この記事では11節に行われた全10試合を一挙に紹介し、プレミアリーグの情勢がどのように変化したのかをお伝えしていきます。忙しくて試合を見ることができない方でも、この記事をチェックすればプレミアリーグの最新情報を知ることができますので、ぜひ読んでみてください。
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【全体概観】上位勢の順位に変化が生まれる
まずは全試合の結果一覧を見ていきましょう。
ホーム | スコア | アウェイ |
サウサンプトン | 1-0 | アストン・ビラ |
マンチェスター・ユナイテッド | 0-2 | マンチェスター・シティ |
ブレントフォード | 1-2 | ノーリッジ |
チェルシー | 1-1 | バーンリー |
クリスタル・パレス | 2-0 | ウォルバーハンプトン |
ブライトン | 1-1 | ニューカッスル |
アーセナル | 1-0 | ワトフォード |
エバートン | 0-0 | トッテナム |
リーズ | 1-1 | レスター |
ウェストハム | 3-2 | リバプール |
まず注目したいのが前節まで1位と2位だったチェルシーとリバプールが揃って勝ち点を落としたこと。一方で前節まで3位だったマンチェスター・シティはマンチェスター・ユナイテッドとのマンチェスター・ダービーを2-0で制し、2位に浮上しました。
上位勢以外にもコンテ新監督の初陣だったトッテナム対エバートン、公式戦9試合負けなしのアーセナル対ワトフォードなど、注目の試合が目白押しだったプレミアリーグ第11節。ここからは1試合ずつ詳細を確認していきましょう。
【マッチ1】サウサンプトン対アストン・ビラ
- 開催地:セントメリーズ・スタジアム
- スコア:1-0
- 得点者:アダム・アームストロング(3分/サウサンプトン)
試合は試合開始直後に動きました。
アームストロングが左足を振りぬくと、ボールはゴール左上隅に吸い込まれていきました。開幕直後のこの虎の子の一点を守り抜いたホームチームがそのまま勝利。勝ち点3を手にしました。
この敗戦によってプレミアリーグ5連敗となったアウェイチームは、ディーン・スミス監督の解任を発表。昨シーズンの躍進を支えた立役者がチームから去ることとなりました。
【マッチ2】マンチェスター・ユナイテッド対マンチェスター・シティ
- 開催地:オールド・トラッフォード
- スコア:2-0
- 得点者:オウンゴール(7分/エリック・バイリー=マンチェスター・ユナイテッド)、ベルナルド・シウバ(45分/マンチェスター・シティ)
伝統のマンチェスター・ダービーはアウェイチームに軍配が上がりました。試合全体を通して見ても、マンチェスター・シティが完全に試合を支配したといっても過言ではないでしょう。
マンチェスター・シティは前半7分に相手のオウンゴールで先制すると、前半終了間際にも追加点をあげて2-0で前半を折り返します。後半も相手を一切寄せ付けず、そのまま試合終了。スコアは2-0でしたが、内容はそれ以上に差がついた印象でした。
試合の詳細なレビューは以下の記事で紹介しています。勝敗を分けたターニングポイントごとに試合を分析していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
【マッチ3】ブレントフォード対ノーリッジ
- 開催地:ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
- スコア:1-2
- 得点者:マティアス・ノーマン(6分/ノーリッジ)、ティーム・プッキ(29分/ノーリッジ)、リコ・ヘンリー(60分/ブレントフォード)
今シーズンのブレントフォードは、開幕戦でアーセナルを破る大金星を見せるなど、昇格チームながらリーグ12位につける大健闘。一方で同じく昇格チームのノーリッジは、ここまで0勝2分8敗と非常に苦しいスタートで、監督の交代も余儀なくされていました。
そんな好対照のチーム同士の対戦だけに、ホームチームの勝利が予想されていましたが、その事前評価を覆してアウェイチームが勝利。ノーリッジがシーズン初白星を飾りました。
【マッチ4】チェルシー対バーンリー
- 開催地:スタンフォード・ブリッジ
- スコア:1-1
- 得点者:カイ・ハヴァーツ(33分/チェルシー)、マテイ・ヴィドラ(79分/バーンリー)
リーグテーブルでトップに君臨するチェルシーと降格圏に沈むバーンリーの対決となったこの一戦は、予想外の展開となりました。
前半33分にカイ・ハヴァーツの得点で先制するなど、この試合も順調に進めていたホームチームですが、主砲ロメル・ルカクを怪我で欠いている影響があるのか追加点がなかなか奪えません。すると、後半79分にディフェンスラインの隙を突かれまさかの失点。試合はそのまま終了し、チェルシーにとっては勝ち点を失う痛い結果となりました。
【マッチ5】クリスタル・パレス対ウォルバーハンプトン
- 開催地:セルハースト・パーク
- スコア:2-0
- 得点者:ウィルフリード・ザハ(61分/クリスタル・パレス)、コナー・ギャラガー(78分/クリスタル・パレス)
両チームともリーグ戦ここ5試合で無敗と好調をキープするチーム同士の対戦となりました。クリスタル・パレスはマンチェスター・シティに、ウォルバーハンプトンはエバートンに勝利した前節の勢いをこの試合でも活かしたいところです。
試合が動いたのは試合の終盤。クリスタル・パレスのエースであるザハのゴールは一度はオフサイドで取り消されるも、VARによってゴール判定に覆りました。後半78分にも追加点をあげたホームチームがそのまま勝利。好調チーム対決を制しました。
【マッチ6】ブライトン対ニューカッスル
- 開催地:アメックス・スタジアム
- スコア:1-1
- 得点者:レアルドロ・トロサール(24分/ブライトン)、アイザック・ヘイデン(66分/ニューカッスル)
エバートン、レスター、アーセナル、マンチェスター・シティ、リバプールなど強豪チームと対戦しながら、ここまでのリーグ戦でわずか2敗と健闘を見せているホームチームが、オーナー変更で大きな話題を巻き起こしているニューカッスルを迎える一戦は、1-1の引き分けに終わりました。
順位表で下位につける相手から勝ち点3が欲しいブライトンだけではなく、一刻も早く降格圏から抜け出したいニューカッスルにとっても痛いドローとなったのではないでしょうか。
【マッチ7】アーセナル対ワトフォード
- 開催地:エミレーツ・スタジアム
- スコア:1-0
- 得点者:エミール・スミス・ロウ(56分/アーセナル)
好調アーセナルがワトフォードをホームに迎えた一戦は、今シーズンから新たに10番を背負うスミス・ロウの一撃が決勝点となりました。
3連敗を喫して降格圏に沈んでいた開幕からは考えられないほど好調を維持するアーセナルですが、次節の相手はリバプール。この試合でも勝利するようであればチャンピオンズリーグ出場権獲得が現実味を帯びてくるでしょう。
【マッチ8】エバートン対トッテナム
- 開催地:グディソン・パーク
- スコア:0-0
- 得点者:なし
アントニオ・コンテ監督のトッテナム初陣となった試合はスコアレスドローに終わりました。得点こそ生まれなかったものの、両チーム合わせて20本のシュートが生まれ、エバートンは退場者を出すなど、試合は大いに白熱しました。
結果こそ伴わなかったですが、閉塞感が漂っていたチームにコンテ監督は活気を与えました。リーグ中位に沈む名門を救うことができるのか新監督の今後に注目です。
【マッチ9】リーズ対レスター
- 開催地:エランド・ロード
- スコア:1-1
- 得点者:ハフィーニャ(26分/リーズ)、ハーヴィー・バーンズ(28分/レスター)
昨シーズンは目覚ましい活躍を見せた両チームですが、今シーズンは結果を出せずに苦しんでいます。不調から抜け出したいところでしたが、結果はドロー。両チーム合わせて27本のシュートが生まれる熱戦でしたが、痛み分けとなりました。
実力は昨シーズンで証明済みなだけに欲しいのは結果です。両チームは次節にどんな結果を残すのか注目が集まります。
【マッチ10】ウェストハム対リバプール
- 開催地:ロンドン・スタジアム
- スコア:3-2
- 得点者:オウンゴール(4分/アリソン=リバプール)、トレント・アレクサンダー=アーノルド(41分/リバプール)、パブロ・フォルナルス(67分/ウェストハム)、クルト・ズマ(74分/ウェストハム)、ディボック・オリギ(83分/リバプール)
ウェストハムがホームで難敵のリバプールを撃破しました。圧倒的な攻撃力を誇るリバプール相手に全く臆することなく、自分たちのサッカーを披露。見事勝ち点3を獲得しました。逆にリバプールはウェストハムの守備を崩せず。リーグ戦で初めての敗北を喫しました。
試合の詳細なレビューは以下の記事で紹介しています。勝敗を分けたターニングポイントごとに試合を分析していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
【まとめ】11節終了時点の順位表
いかがだったでしょうか。
11節終了時点の順位表は以下のようになりました。
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得失点 |
1 | チェルシー | 26 | 8 | 2 | 1 | 23 |
2 | マンチェスター・シティ | 23 | 7 | 2 | 2 | 16 |
3 | ウェストハム | 23 | 7 | 2 | 2 | 10 |
4 | リバプール | 22 | 6 | 4 | 1 | 20 |
5 | アーセナル | 20 | 6 | 2 | 3 | 0 |
6 | マンチェスター・ユナイテッド | 17 | 5 | 2 | 4 | 2 |
7 | ブライトン | 17 | 4 | 5 | 2 | 0 |
8 | ウォルバーハンプトン | 16 | 5 | 1 | 5 | -1 |
9 | トッテナム | 16 | 5 | 1 | 5 | -7 |
10 | クリスタル・パレス | 15 | 3 | 6 | 2 | 1 |
11 | エバートン | 15 | 4 | 3 | 4 | 0 |
12 | レスター | 15 | 4 | 3 | 4 | -2 |
13 | サウサンプトン | 14 | 3 | 5 | 3 | -2 |
14 | ブレントフォード | 12 | 3 | 3 | 5 | -1 |
15 | リーズ | 11 | 2 | 5 | 4 | -7 |
16 | アストン・ビラ | 10 | 3 | 1 | 7 | -6 |
17 | ワトフォード | 10 | 3 | 1 | 7 | -7 |
18 | バーンリー | 8 | 1 | 5 | 5 | -6 |
19 | ニューカッスル | 5 | 0 | 5 | 6 | -12 |
20 | ノーリッジ | 5 | 1 | 2 | 8 | -21 |
12節でも前試合のまとめ記事をアップする予定ですので、次節も楽しみしていてください。