sorare_header_sp
フットボール コラム

Jリーグで今季飛躍しそうなチームはどこ?!

Jリーグで今季飛躍しそうなチームはどこ?!

※個人的な主観を含む内容になっています。
あくまで予想ですので参考程度にお考え下さい。
(2022年1月8日時点での内容です)

2022年のJリーグ開幕まで約1ヶ月となりました。今回は、優勝までいくかは分かりませんが、飛躍が予想されるチームを選出し解説しています。キーマンや懸念点も解説しているため、ぜひご覧ください。

Jリーグ 2022 優勝予想はこちら

Sorareに登録すると無料でJリーガーのカードがもらえます!

気になる方は今すぐチェック!

来季飛躍が予想されるチームとは

2022シーズン、今季よりも飛躍が予想されるチームは以下の4つです。

  • FC東京
  • ヴィッセル神戸
  • セレッソ大阪
  • 名古屋グランパス

FC東京

fc東京

1つ目はFC東京です。FC東京は今季9位で、昨季の6位より少し順位を落としています。主な原因としては、長谷川健太体制のマンネリ化もあったでしょう。

FC東京を来季の飛躍予想に挙げた理由は、その監督の交代にあります。FC東京は来季スペイン人の戦術家アルベル監督の指揮が決まっています。バルセロナのスカウトやアカデミーコーチ、アメリカのニューヨークシティのコーチを経て2020年からアルビレックス新潟で監督を始めました。新潟では昇格こそ逃しているものの、2021年は6位にまで押し上げています。戦術的な監督がチームにマッチすれば躍進することは、フロンターレやマリノスが証明済です。そのためFC東京にも期待が大きくなります。

またFC東京は、経営体制が変わりmixiの傘下となりました。FC東京の来季社長の言葉には、「J1上位の事業規模に肩を並べる」「FC東京が上位争いをして常にサッカーの話題の中心になっていく」というものがあります。この言葉から経営側のFC東京に対する本気度が伝わるでしょう。積極的な補強があれば、チームをより上位に導いてくれるはずです。

FC東京のキーマン

キーマンは上でも挙げたアルベルト監督です。彼の戦術の特徴はポジショナルプレーにあります。ポジショナルプレーとは、選手のポジショニングを正すことで、ピッチ上の優位を作るやり方です。例えば、ポジションを変え数的有利な状態を作ることで、マークがいない味方を作り出せます。そのことで相手より優位な状況を作ることができるのです。そのためアルベル監督は、攻撃面では最終ラインから繋ぐスタイルを持っています。

守備面では、奪われたらすぐに取り返しに行くという高いインテンシティが必要なスタイルです。FC東京は守備的なチームであったため、この部分は意外とすぐに馴染むかもしれません。

アルベル監督は、新潟で開幕から13戦無敗という記録も残しています。以上のスタイルをチームに植え付けられれば、FC東京の躍進にも期待ができるでしょう。

FC東京の懸念点

FC東京の懸念点は、戦術の浸透が挙げられるでしょう。新監督、それも戦術的なチーム作りをするとなると避けては通れない問題です。早くにチームの形を作ることができれば、躍進の可能性は大いにあります。しかし、中々形を作れないとなると順位を下げることもあるでしょう。

またアルベル監督は新潟時代、スタートダッシュは良いものの終盤に失速することがありました。これは相手チームに研究され手詰まりが起こったことが原因です。この部分をどう乗り越えていくかにも、注目が必要になります。

ヴィッセル神戸

ヴィッセル神戸

2つ目はヴィッセル神戸です。神戸は昨季3位フィニッシュで既に躍進していますが、今季も上位入りが期待されます。

理由の1つ目は失点数の少なさです。神戸の昨季の失点数は36。これはリーグ5番目の数字です。2020シーズンに当てはめれば、36という数字はリーグ3番目になることからもその少なさが分かります。

実は2020シーズンの失点数は59でした。失点数を大幅に減らしていることは、守備的なチーム作りが成功した証でもあるでしょう。名古屋やフロンターレのように、失点数が少ないチームには安定感があります。昨季も一番失点数が少ないのは、優勝したフロンターレです。そのため今季も失点数の少なさを維持できれば上位に入ることが期待できます。

もう1つの理由に昨季新戦力の慣れがあります。昨季は夏に大迫選手、武藤選手が加入しました。武藤選手は加入直後から活躍を見せていましたが、大迫選手は徐々に調子を上げたというのが現状です。夏からの半年間でJリーグに慣れ、そしてキャンプから参加することでチームにより馴染めれば、更なる活躍も期待できるでしょう。特に武藤選手は、昨季14試合で5ゴール7アシストという驚異的な数字を残しています。更に爆発すればチームの上位進出に貢献することは間違いありません。

ヴィッセル神戸のキーマン

神戸の来季のキーマンは新加入の扇原選手です。扇原選手はボランチで、パスを捌くことに定評があります。今季の神戸では、イニエスタ選手やボランチのサンペール選手がいないとパスが上手く回らない場面も多々ありました。中盤での支配が弱まり、相手に攻め込まれることも多かったです。そのため、代わりとしての役割を担うことができれば、チームはより強くなるでしょう。

そしてもう一人はセンターバックの小林友希選手です。神戸は昨季限りで、主力CBのフェルマーレン選手が退団しました。現役ベルギー代表の代わりは中々いませんが、その後釜として期待される選手が小林選手です。昨季もフェルマーレン選手が離脱している時期はスタメンを張っていました。まだ21歳と若手ではありますが、ビルドアップや対人に特徴があります。新戦力の槙野選手とのポジション争いに勝ち、主力となることも十分あり得るでしょう。

ヴィッセル神戸の懸念点

神戸の懸念点の1つはACLです。リーグ3位になったため神戸は今季ACLを戦います。ACLに出場すると危ぶまれるのは、日程のキツさとそれによる疲労・怪我人の増加です。2020年も神戸はACLを戦いましたが、その年のリーグ順位は14位でした。今季はただでさえW杯でリーグ戦の日程が詰め込まれています。そのため、ACLの影響は避けられないでしょう。これからの補強で、選手層を更に厚くすることが望まれます。

もう1つは相手からの対策です。神戸は昨季3位と好成績を残しました。しかし、良い成績を残すとその分対策されるのもサッカーです。三浦監督としての神戸の戦い方が知られた今季、どう対策を乗り越えていくかにも注目が必要になるでしょう。

セレッソ大阪

セレッソ大阪

3つ目はセレッソ大阪です。昨季はシーズン前の監督交代により低迷、残留争い一歩手前で留まり12位という順位でした。セレッソが昨季よりも順位を上げるだろうと予想する理由は2つあります。

1つは堅実な補強をしているからです。1月初旬時点で、浦和レッズの左SB山中選手、ファジアーノ岡山のFW上門選手、Vファーレン長崎の右SB毎熊選手などを獲得しています。特に上門選手や毎熊選手は、J1チームのどこが獲ってもおかしくないようなJ2の目玉選手です。

セレッソには山形から来て日本代表にも入った坂元選手や、ツエーゲン金沢から来て7得点を挙げた加藤選手というJ2補強の実績があります。また、昨季天皇杯を獲った浦和も、J2から補強した選手が躍進の糧となりました。彼らと同じようにハマれば、セレッソの躍進にも期待ができるでしょう。

もう1つの理由は、整理されたチームとして再始動できることです。昨季のクルピ体制の下では、戦術という戦術が無く無法地帯でした。それが監督交代によってチームの決め事が整理され、建て直すことができたのです。今季は開幕から整理されたサッカーができるため、昨季より調子を上げることが期待されます。2020年はリーグ4位、一時は優勝争いにまで食い込みました。その時のチーム状態に戻すことができれば上位進出もあり得ます。

セレッソ大阪のキーマン

セレッソの今季のキーマンは清武選手と乾選手です。

先述した2020年のセレッソの躍進には、清武選手が欠かせませんでした。ハイパフォーマンスで、チャンスメイクだけでなくキャリアハイの8ゴールも記録しています。昨季は調子を落としましたが、今季清武選手が再び輝けるかがチームにとっても大切になってくるでしょう。

乾選手は2021年の夏に途中加入したばかりですが、早くもチームに馴染み違いを生み出していました。絶対的主力である坂元選手がベルギーに移籍したため、違いを作ることができる選手はチームにとって貴重です。乾選手は今季、抱えていた怪我を手術で治した状態で開幕を迎えられるため、その活躍が期待されます。

元代表選手2人のハイパフォーマンスが躍進の鍵となりそうです。

セレッソ大阪の懸念点

上位に進出できるか、中位下位に落ち込むかの分かれ目は監督の手腕とFWの補強です。

セレッソは来季、小菊監督の指揮が決まっています。小菊監督は今季途中よりコーチから監督に昇進しました。代行監督の経験はあるものの、正式な監督になったばかりの人物です。つまり、キャンプの始動からチームを作り上げるのは来季が初めてになります。1から作り上げる部分に関しては未知数なのが現状です。

そして、セレッソに足りないと言われているピースは大型のFWです。足元の巧さや裏抜けが得意な選手はいますが、その相棒となるFWがいません。またクロス能力の高いサイドバックがいますが、大型のFWがいなければそれも宝の持ち腐れとなってしまいます。オールラウンドタイプであるブルーノ・メンデス選手の補強情報はありますが、よりポストに特徴のある選手が必要となってくるでしょう。

名古屋グランパス

名古屋グランパス

4つ目は名古屋グランパスです。昨季はACLの影響があったものの、6位という好成績でリーグを終えています。

名古屋の躍進予想の理由は、長谷川健太体制の1年目だからです。長谷川監督はスタートダッシュが得意で、ガンバ大阪時代は1年目にJ2優勝、2年目にJ1優勝を果たしました。FC東京時代も昨季こそ中位でしたが、1年目から順に6位・2位・6位と中上位以上の成績を残しています。3年目にはルヴァンカップも獲りました。

そして今回はFC東京時代と同じく、マッシモ・フィッカデンティ監督からの引き継ぎになります。両者は守備的な戦術という点で似ているため、チーム作りがしやすいというメリットがあるでしょう。

昨季も6位という好成績だったため、長谷川監督のスタートダッシュと融合すれば躍進も大いにあり得ます。

名古屋グランパスのキーマン

名古屋のキーマンは柿谷曜一朗選手と新加入の酒井宣福選手と予想します。

柿谷選手はチームの創造性を担う選手です。守備的なチームの中で、いかにチャンスを作り出せるかという所がポイントとなってきます。長谷川監督は堅守速攻が得意なため、カウンター時の活躍が期待されるでしょう。

そして新加入のFW酒井選手がいかに実力を発揮できるかも大切です。昨季は鳥栖で8ゴールを挙げました。オランダに移籍した前田選手やドーピング問題に晒されているシュヴィルツォク選手など名古屋はFWに不安があります。そのため、酒井選手の活躍は必須です。

名古屋グランパスの懸念点

名古屋の懸念点は選手の流出です。先述のように、昨季の主力FWである前田選手は移籍。ドーピング問題のシュヴィルツォク選手は今季どうなるか分かりません。特にシュヴィルツォク選手は、昨季14試合で7ゴールという成績を残しているチームの得点源です。

他にもDFのキムミンテ選手や木本選手、ボランチの米本選手などチームに貢献した選手が移籍をしています。先述の酒井選手に加えてMFの仙頭選手やDFのチアゴ選手など、新加入の選手がいかにその穴埋めをできるか注目が必要です。

まとめ

いかがでしたか?来季飛躍が予想されるチームは、以上の4つです。特に神戸は、新戦力がハマれば優勝争いも期待できるでしょう。Jリーグを観る際は、解説した4つのチームにもご注目ください。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA