
※個人的な主観を含む内容になっています。
あくまで予想ですので参考程度にお考え下さい。
(2021年12月17日時点での内容です)
2022年のJリーグ開幕は2月18日に決定!
2021年は川崎フロンターレが連覇でリーグ優勝を果たしました。ここ5年で4回のリーグ優勝をしている川崎フロンターレ。そこに対抗するチームは出てくるのか、少しばかり早いですが2022シーズンの優勝予想をしていきます。
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2022年のJリーグ 優勝が濃厚なチームは?
結論から申しますと、2022シーズンの優勝が濃厚なチームは以下の4チームです。
- 川崎フロンターレ
- 鹿島アントラーズ
- 浦和レッズ
- 横浜・F・マリノス
それでは、それぞれ見ていきましょう。
川崎フロンターレ

まずは大本命の川崎フロンターレです。川崎の凄みはチームとしてのスタイルが確立しており、人が抜けても強さを維持している所でしょう。ここ5年で4回のリーグ優勝ですが、その間には何人もの選手が抜けています。例えば引退した中村憲剛選手、海外移籍した守田英正選手、三笘薫選手、田中碧選手など。しかし、それを埋める人が出てきて強さを維持し、結果連覇を成し遂げました。個の力も強いですが、それだけに頼らないチーム作りが川崎の強さの秘密です。
そして12月17日時点で、鬼木監督との契約更新も決まりました。川崎は5年で4回のリーグタイトルですが、実はリーグタイトルが取れなかった年はルヴァンカップで優勝しています。つまり、鬼木監督が就任してからタイトルを逃した年はないということです。これは鬼木監督が現状に満足せず、チーム作りをアップデートしている証拠でもあります。鬼木監督の続投は、川崎にとって一番の補強かもしれません。
川崎フロンターレのキーマン
2022シーズンの優勝に欠かせないプレーヤーは2人。レアンドロ・ダミアン選手と橘田選手です。
レアンドロ・ダミアン選手は、2021シーズンの得点王とリーグMVPをW受賞したチームのエース。しかし攻撃面だけがすごいのではありません。前線からのチェイシングが凄まじく、川崎の守備のスイッチも担っています。レアンドロ・ダミアン選手が攻守においてパフォーマンスを維持できるかというところは大事な部分でしょう。
そしてもう一人はアンカーの橘田選手です。橘田選手は2021シーズンに台頭しました。シーズン序盤はジョアン・シミッチ選手がスタメンを務めることも多かったのですが、シーズン途中から完全に主力の座を奪った新進気鋭の選手です。橘田選手が中盤の強度をいかに高められ、自分のプレーができるかという点も、川崎の強さの維持に不可欠な要素と言えます。
加えて、この2人以外にもFWの知念選手や宮城選手といった若手の躍動も大事です。三笘選手、田中選手、旗手選手に続く若手の躍進があれば、3連覇も夢ではないでしょう。
川崎フロンターレの懸念点
川崎が優勝を目指すに当たっての懸念点は、怪我と移籍による主力の離脱です。
2021シーズンの主力である旗手選手は冬に海外移籍をする可能性があります。まずそこの穴埋めが1つ。
そして、川崎フロンターレは来季もACLを戦います。今季もACLを戦った上でリーグ優勝を果たしていますが、キツい日程による怪我人の増加などがあれば、戦況は苦しくなるでしょう。しかし同じような状況を今年経験しているため、上手く対策をしながらシーズンを迎えるかもしれません。そうなれば、さらに優勝に一歩近づくでしょう。
鹿島アントラーズ

2つ目は鹿島アントラーズになります。鹿島を選んだ理由は、歴代最多優勝チームとしての地力と新監督の存在です。
鹿島はここ数年優勝はないですが、2020年は5位、2021年は4位と上位でした。しかもこの2年、序盤はチームの調子も良くなかったのです。2021年は一時降格圏内にまで落ち、監督解任もありました。しかしそこから這い上がり、最終的には上位に食い込んでいます。勝者のメンタリティーというと抽象的ですが、下に落ち込んでも強さを取り戻すというのはチームとしての地力がある証拠です。歴代最多優勝チームのプライドも根付いているのでしょう。
そして鹿島は来季、レネ・ヴァイラー監督の指揮が決まっています。チームとして初の欧州路線で、その手腕が期待されています。地力があり、選手のクオリティーも高い鹿島。新監督が上手くハマれば、名門復活もありえます。
鹿島アントラーズのキーマン
鹿島アントラーズのキーマンは新監督のレネ・ヴァイラーさんです。スイス人の指揮官で、ベルギーのアンデルレヒトやエジプトのアル・アハリで監督を務めていました。経歴で輝かしいのは、16-17年のベルギーリーグ最優秀監督、19-20年のエジプトリーグ最優秀監督に選ばれているところです。チーム作りの特徴としては、守備を重視する監督と言われています。
もちろん新監督は蓋を開けてみないとどうなるか分かりません。優秀な監督が必ずチームと馬が合うとも限らないです。例えば、東京ヴェルディやセレッソ大阪で結果を残したロティーナ監督は、清水エスパルスでは途中解任されました。しかし、これまでの成績と鹿島の王者としてのチームカラーから、かなり期待が大きくなります。
鹿島アントラーズの懸念点
鹿島の優勝争い時の懸念点は、選手の移籍です。鹿島から海外移籍の可能性が高い選手は現時点で2選手います。それは上田綾世選手と荒木遼太郎選手です。上田選手は今季14点で得点ランキング4位のチームの得点源。荒木選手はチームの心臓とも言えるゲームメイカーです。もし海外移籍でチームを離脱するということがあると、戦力ダウンは否めません。
浦和レッズ

3つ目のチームは浦和レッズになります。理由はチームとしての成熟が期待できるからです。来季はリカルドロドリゲス体制の2年目。 リカルドロドリゲス監督は、1年目ですでに5位という好成績を残しています。
来季は選手の戦術理解が浸透している状態で開幕を迎えられます。補強で選手層を厚くすれば、優勝争いにかなり期待できるでしょう。例えば、横浜・F・マリノスもポステコグルー体制2年目で優勝を果たしました。 1年目は残留争いに巻き込まれていたにも関わらず優勝できたのは、戦術が浸透したからと言われています。
また、浦和は天皇杯を逃せばACL出場がありません。チームとしてはもちろん出場したいでしょう。ただし出場しない場合、上位陣がACLで日程や移動に苦労している中、それがないのは大きなアドバンテージとなります。
浦和レッズのキーマン
浦和のキープレーヤーは、江坂任選手と小泉佳穂選手です。江坂選手は、2021年夏に加入したため、まだ浦和では半年しかプレーしていません。しかしその実力は日本代表にも選ばれるほどで、両足でのチャンスメイクやシュートはチームに欠かせない武器です。
そして同じく、小泉選手も重要な選手になります。今季FC琉球から加入した大卒の選手で、豊富な運動量と両足を利き足のように使える技術が特徴です。江坂選手はFWで試合に出ることもある反面、小泉選手は完全にMFの選手で、ゲームメイクを担っています。今季は対策された試合で勝負弱さも見せていましたが、来季その殻を破ることができればさらに活躍すること間違いなしです。
この2人が今季以上の活躍を見せられるか、これが浦和躍進のキーポイントの1つとなるでしょう。
浦和レッズの懸念点
懸念点は、対策にどう打ち勝つかということです。今季も対策された試合では、苦しい試合展開を見せていました。ずっと調子が良い時期は続かないのがサッカーなので、苦しい試合で勝ち切る勝負強さや修正力を見せられるかが課題です。
加えてキャスパー・ユンカー選手の移籍も考えられます。今季5月にデビューし、リーグ21試合で9得点を挙げるという活躍を見せたユンカー選手。チームの得点源ですが、移籍の噂が絶えません。もし移籍することがあれば、FWの力不足が起こる可能性があります。
横浜・F・マリノス

4つ目は横浜・F・マリノスです。理由は、今季唯一川崎に追随していたチームだからです。圧倒的かと思われた川崎に対して、唯一最後までプレッシャーをかけ続けていたのがマリノス。シーズン途中で監督が交代したにも関わらず、チームとしての強さを失いませんでした。
それを可能だったのは、チームのスタイルを確立しているからでしょう。高度な戦術が確立しているチームは、Jリーグでおそらく川崎とマリノスの2チームだけです。マリノスは新加入の外国人選手やFWの選手が活躍しやすいですが、それはチャンスビルドの数が多いからでもあります。例えば、前田大然選手は2年目で得点王を取りました。オナイウ阿道選手も2年目で爆発して、フランスに移籍しています。
この強さが維持できれば、来季も川崎を追随するチームとなるかもしれません。
横浜・F・マリノスのキーマン
マリノスのキーマンは移籍してくる選手です。今季の得点王である前田選手は、2021年12月時点でセルティックへの移籍が噂されています。仮にチームを抜けるとなると得点源の確保が必要です。そして先述のように、マリノスはFWが活躍しやすい土壌があります。そのため、新加入選手が活躍をすれば来季の飛躍の可能性も高まるでしょう。
また、チームの主力であったMFの扇原選手と左SBのティーラトン選手の移籍が決まりました。扇原選手は今季リーグ29試合に先発しているチームに欠かせない選手です。パスを散らすことのできるクオリティーの高い選手なので、補強での穴埋めが必要になります。必ずしも扇原選手と似たタイプでなくても良いかもしれません。しかし、扇原選手と同程度チームに貢献できるか、代わりを担う選手はキーとなってくるでしょう。
ティーラトン選手の代わりとしては、鹿島アントラーズから永戸選手の加入が決まりました。左足からのピンポイントクロスが武器で、2019年にはアシスト王にも輝いています。左足のクロスという部分では、ティーラトン選手と似た選手のためドンピシャの補強とも言えるでしょう。いち早くチームにフィットし活躍することが期待されます。
横浜・F・マリノスの懸念点
マリノスの懸念点は、ACLとマスカッツ監督です。
マリノスは2020シーズンは優勝争いができませんでした。その大きな原因と言われているのが、ACLの影響による長い連戦です。これで疲労が蓄積され、本来の強さを出せなかったとされています。今年は優勝争いができましたが、ACLには出場していません。しかし来季はまたACLのあるスケジュールで戦わなければいけないため、日程的な不安が残ります。
そして来季はマスカッツ監督がキャンプから始動することとなります。今年はポステコグルー監督から引き継いだため、前監督の色を強く残せていました。今季の戦いができれば良いですが、マスカッツ体制の色が出てくると、それがどう転ぶかまだ分かりません。そのため、開幕からの戦いにも注目が必要です。
Jリーグ優勝予想まとめ
いかがでしたか?あくまで2021年シーズンの結果と12月時点のチーム情報のもとでの予想となります。今後補強次第では優勝候補に名乗り出るチームもあるでしょう。
しかしながら、2022年もやはり大本命は川崎フロンターレという声が多くあります。ただ近年の川崎フロンターレ一強の前は、どこが優勝してもおかしくないのがJリーグの面白い所とも言われていました。開幕してシーズンが進むまでどう転ぶか分からないJリーグ。来年は川崎に追随できるチームがあるか注目です。